原木から加工まで、1年以上もの期間を要して完成する”つげ櫛”。
吟味し、選別したつげの木を
半年以上自然乾燥させる「なやし」、
10日ほど燻じょうする「いぶし」、
工程の後再び半年ほど寝かし、
ようやく本格的な作業がはじまります。


 歯挽き

 用途に応じた荒さに、
 歯状に切れ目をいれる。


 歯すり

 櫛の通りを良くするため、
 歯の先を1本1本とがらせる作業。
 熟練の技が要求されるもっとも
 重要な工程です。

 型どり

 歯すり工程を終えた櫛を形に
 整えた後、サンダーで仕上げます。

 バフ研磨

 型どりを終えた櫛を磨きした後、
 艶出しして完成させます。